広告宣伝費ゼロでマスコミに載る広報マーケティングの方法 24 ターゲットメディアの突き止め方

広告宣伝費ゼロでマスコミに載る広報マーケティングの方法
24 ターゲットメディアの突き止め方

以前ご説明した「戦略整理シート」は作成されましたか?「ターゲット」を緻密に設定し、「ターゲットメディア」=「ネタを欲しいと思ってくれそうなメディア」を突き止めましたか?メディアを徹底的に研究しできる限りきめ細かく規定してください。

「ターゲットメディア」=「ネタを欲しいと思ってくれそうなメディア」の突き止め方は以下の通りです。

まずアマゾンや大きな書店で「広報・マスコミハンドブック PR手帳」の最新版を買ってください。日本パブリックリレーションズ協会が企画・編集しています。

ここに全国の新聞・通信社・テレビ局・ラジオ局・雑誌・業界専門紙誌・フリーペーパー・フリーマガジン・インターネットサイト・海外メディア・記者クラブのメディア名と住所・電話番号が掲載されています。

これを見ながらあなたのネタを欲しがってくれそうなメディアに目星を付けましょう。

新聞は主要都市に地方支局があります。「PR手帳」はそこまで網羅していないので、「iタウンページ」で検索し探し出してください。地方紙や通信社も同様に地域の支局を突き止めてください。

テレビ局は番組ごとにチームで動いていますので、どの番組を狙うのか決めてください。

テレビ番組表を隅々まで見て、あなたのネタを欲しがってくれそうな番組を見つけるのです。一般的にはローカルニュース番組から狙うことをおすすめします。取り上げられる確率が高いからです。NHKの「首都圏ネットワーク」、日本テレビの「news every.」TBSの「Nスタ」、あたりはいかがでしょうか?

毎日放送しているので常にネタに困っています。あなたが大したことないと思っていても、マスコミから見たら興味深いネタかもしれません。自分の判断に捉われないようにしてください。

もちろん全国ネットの番組を狙ってはいけないと言っているわけではありません。あなたのネタがふさわしい番組なら、遠慮なくリストアップしてください。NHKの「あさイチ」、フジテレビ「めざましテレビ」、日本テレビ「ヒルナンデス」に取り上げられたら、波及効果は大きいでしょう。

毎日、ドラマやスポーツ以外の報道・情報系の番組を見て、あなたのネタがふさわしい番組を特定してください。

雑誌や業界専門紙誌は「PR手帳」で目星を付けたら、ネットで検索して編集内容や読者特性を研究してください。あなたのネタに合いそうなメディアがあったら、本屋さんで実物を立ち読みし、さらに研究する必要があれば購入してください。

もし雑誌や業界専門紙誌についてさらに詳しく知りたければ「月刊メディアデータ一般雑誌版」「月刊メディアデータ業界・専門版」を参照する手があります。ただそれぞれ3万円前後と高価なので、国立国会図書館に電話して、必要部分だけFAXや郵送で送ってもらえばよいと思います。

このとき業界・専門メディア、地方メディアをくれぐれも大切にしてください。かつての私もそうでしたが、ついつい業界・専門メディア、地方メディアを軽視する方が少なくありません。NHKをはじめとする東京のテレビ局、全国紙・ブロック紙(北海道新聞・中日新聞・西日本新聞)をはじめとする大新聞にあこがれる気持ちはわかります。私も載りたいです。

だからといって業界・専門メディア、地方メディアを決しておろそかにしてはいけません。本当に親身になって私たち無名の中小企業・個人事業主の味方になってくれるのは彼らです。業界・専門メディアはテレビ局や大新聞と違い、仲良くなったころに転勤ということはあまりありません。じっくりお付き合いできます。当然ながら業界情報・専門情報に詳しく、親しくなると競合他社の情報も教えてくれます。私もよく自腹でプチ贅沢なお寿司をランチでご馳走して競合情報を教えてもらったり、自社の特集記事を書いてもらったりしたものです。記者さんも人間ですので気心しれた広報がいる会社の記事は大きくなりがちです。

テレビ局や大新聞も業界情報や専門情報は彼らのWEBサイトから入手しています。業界・専門メディアからテレビ局や大新聞に転載されることも少なくありません。

無名の中小企業・個人事業主はぜひ敷居の低い彼らとのお付き合いを深めてください。結果的にテレビ局や大新聞に載る近道になることもあります。

最近は紙の新聞・雑誌を発行しない、WEBだけの業界・専門サイトも増えています。中にはページビューの多いサイトもありますので、ときどきネット検索して探してみてください。

地方メディアも重要です。特に地方紙はその県では圧倒的なシェアを誇っています。地元での影響力も絶大です。県内各地にきめ細かく支局を張り巡らせています。田舎の支局に行くほどネタに困っています。田舎では大事件も大イベントもありません。ささやかなネタでも掲載してくれます。そこで記者さんと仲良くなっておけば、大きなネタのときに大きなスペースを確保してくれます。3年くらいで転勤しますがずっとお付き合いをしておいてください。県庁所在地にある本社に戻ってきたときには出世しておられます。菓子折り持ってご挨拶に行きましょう。ヤフーニュースに転載されることも少なくありません。

NHKや大新聞の地方支局も同様です。毎日放送があるのでいつもネタを探しています。テレビのローカルニュース番組や新聞の地方版に掲載される可能性は大です。仲良くなった記者さんがNHKや全国紙の東京本社に栄転すれば、全国媒体にデビューする可能性が広がります。

通信社も必ず押さえておいてください。全国、いや世界中に支局を構えて独自の取材活動を行い、大手含め多数のメディアに情報を販売しています。地域ネタもきめ細かく拾ってくれます。私も共同通信にプレスリリースしてヤフーニュースに連鎖したことが何回もあります。

あと忘れてはいけないのが「みんなの経済新聞」です。地域のビジネス&カルチャーニュースを配信する全国各地の情報サイトのネットワークです。東京なら「新宿経済新聞」「シブヤ経済新聞」「銀座経済新聞」、大阪なら「梅田経済新聞」「なんば経済新聞」など、各都道府県にあります。ここからヤフーニュース・地域カテゴリーへの転載を狙うのが、広報関係者しか知らない常套手段です。私も何回もこの手を使って成功しました。

次回に続けます。

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