広告宣伝費ゼロでマスコミに載る広報マーケティングの方法14 プレスリリースはひな型通りに書け

広告宣伝費ゼロでマスコミに載る広報マーケティングの方法

14 プレスリリースはひな型通りに書け

 プレスリリースには絶対守らなければいけない明文化された厳格な規則などありません。基本的には自由に書いていいのです。ただ、勝手気ままに書いてマスコミの記者さんが掲載してくれるかというと、それは違います。やはり厳密なルールはなくても、ビジネスマンの常識として、超多忙なマスコミの記者さんが見やすい、読みやすい、分かりやすい、形式で書いた方が良いに決まっています。それが、これからご紹介するひな型です。私も含めてほとんどの広報マンはこのひな型に近い形式でプレスリリースを書いていると思います。
 
プレスリリースのひな型に記載されている項目は以下の通りです。

 ➊レターヘッド
 ➋配信宛先
 ➌配信日付
 ➍配信元
 ➎タイトル
 ➏写真・図表等ビジュアル
 ➐リード
 ➑本文(独自の提供価値)
 ➒本文(商品概要・企画概要)
 ➓本文(背景・社会的課題・志・想い)
 ⓫本文(失敗・苦労話・克服要因) 
 ⓬本文(成功・課題の解決・成功要因)
 ⓭本文(理想・ビジョン・今後の方針)
 ⓮問合せ窓口
 ⓯会社概要
 
 各項目ごとに解説していきます。

➊レターヘッド
ロゴマークやロゴを入れます。なければこれを機会に制作しましょう。写真などを入れてもかまいません。
真っ先に目に入る左上のこの部分にロゴを入れることによって、マスコミの記者さんにあなた(貴社)を印象に残すのです。最低でも毎月一回継続的にプレスリリースを出してあなた(貴社)のことをロゴで思い出してもらえるようにするのです。
 
➋配信宛先
一般的には「報道関係者各位」と書きます。記者クラブに投げ込み(配信)するときは、記者クラブの名前を明記します。複数の記者クラブに送る時は必ずすべての記者クラブ名を書きます。そうしないと複数の記者クラブに加盟しているメディアの場合、同じメディアの複数の部署から取材依頼がくる場合がありえます。
実際、某全国紙の神戸支局と大阪本社の両方から取材依頼が来たことがあります。先方の社内調整がうまくいってなかったために起こったことですが、お互いの手間を省くためにも、投げ込みする記者クラブ名はすべて記載しておいてください。
特定のメディア(記者)宛の時は「そのメディア名+担当部署名+担当者名」を明記し、「報道関係者各位」という表記は書きません。
例)読売新聞大阪本社経済部○○××様 この場合、他の担当者、ディレクターには、情報が行かなくなると思っておいてください。メディアの方は皆さんご多忙ですので、同僚同士のヨコの連携は期待できません。
 「隣は何をする人ぞ」状態です。

➌配信日付
「戦略整理シート」の「WHEN」の項で書いた通り、日付や曜日まで細かく記載します。ちなみに西暦で記載しその後ろに( )内で和暦を併記するのがベストです。

➍配信元 
会社の詳細は「会社概要」の欄に譲り、ここでは社名とHPのURLだけ記載します。

この後の「タイトル」「リード」「本文」の3部構成が、プレスリリースの主要部分です。この文章構成法は、新聞やテレビなどマスコミのニュース報道の定番です。「起承転結」「序破急」「序論・本論・結論」など文章の構成法はいろいろあります。マスコミのニュース報道に限っては、日本だけではなく世界中が必ずこのような構成になっています。なぜなら、タイトルだけ読んでもニュースのエッセンスが分かり、読み進めるにつれて自然にニュースの詳細が頭に入ってくるという構造になっているからです。
  
➎タイトル
基本的には「記者さんはタイトルしか見ない」と思っておいてください。なぜなら地方支社は別として、東京や大阪の記者さんには1日1人あたり少なくとも100通、多い人で500通以上のプレスリリースが来るからです。そして、万が一にも特ダネを見落とすことがないように、一応すべてに目を通すからです。ですから、もちろんすべてのプレスリリースを全文読んでいる時間はありません。つまり「タイトルしか見ないのではなく、タイトルしか見る時間がない」のです。

当然そのタイトルを見ている時間も、1通あたりせいぜい3秒とか5秒というレベルです。あなたがどれほど一生懸命プレスリリースを書いたとしても、タイトルで記者さんのハートを掴まなければ、5秒でゴミ箱行きです。「タイトル」がいかに重要か分かっていただけると思います。

ですからお願いします。
「タイトルは最初から書くな」

タイトルが重要だという意識が強すぎて、そこで思い悩んでしまい、次が書けなくなってしまうのです。それだけで何時間もかかってしまい、プレスリリースを完成できなくなってしまうのです。でも、タイトルなしで書くのは書きづらいというのもよくわかります。
その場合は仮のタイトルをつけ、いったん最後まで全文を書き終えてください。その後、仮タイトルを見直し、そのまま本タイトルにしてもかまいませんし、あらためて違うタイトルを考えてつけてもかまいません。
とにかく一気に最後まで書いてしまうことが大切です。そうしないと、プレスリリース1本書くのに1週間もかかってしまうことになりかねません。丁寧に心をこめて書くことは大切ですが、一方で効率的に仕事を進めることも大事です。

タイトルの書き方についてお伝えします。

・タイトルを見ただけで何の話か、なぜこのニュースを取り上げなければいけないのか、わかるように書く
・タイトルはどんなに長くでも30文字以内、サブタイトル含め2~3行まで
(新聞の主見出しは9文字、ヤフーニュースは、13・5文字、テレビのスーパーは16文字、WEB見出しは27文字以内)
・世の中のトレンドキーワードを入れ、今取り上げるべき明確な理由を示す
・知名度が高い著名人や著名企業などの名前を入れる
・体言止めや文法がおかしくても短文で
・数字や具体的・客観的な事実を書く
・新聞の見出しのイメージ

※もちろんマスコミに掲載される6つの条件のどれかを入れる

次回に続けます。

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