広告宣伝費ゼロでマスコミに載る広報マーケティングの方法1
10 マスコミに掲載されるネタの創り方④
ネタの見つけ方・創り方については以上です。ここでぜひ気をつけていただきたいことがあります。
実際にネタを見つける・創るときは、必ず最終的には「マスコミに掲載される6つの条件」にあてはまるようにアレンジしてください。
具体的には、いったん見つけた・創ったネタが「マスコミに掲載される6つの条件」にあてはまっているかどうかチェックしてください。できれば、遠慮なく厳しい意見を言ってくれる家族や友だちに聞いてみてください。
このネタは、
➊Surpriseがあるか?
➋News性がある旬の話題か?
➌Socialな社会的課題に関するものか?
➍Dramaがあるか?
➎地域で注目されそうか?
➏読者・視聴者メリットはあるか?
どれにもあてはまらないようでしたら、ネタを練り直す方か、いっそあきらめた方がいいと思います。厳しい言い方をするようですが、ネタがダメでしたら、いくら化粧して着飾ってもダメです。ニュースバリュー(報道する価値)がないネタは、どんなにタイトルを工夫し写真や図表を活用して見栄え良く仕上げても、決して採用されることはありません。逆にどんなに見栄えが悪くても強いファクト(客観的事実)があれば即採用されます。マスコミの記者さんをなめてはいけません。ネタを見抜く目は確かです。
もちろんせっかく見つけた・創ったネタですから、まずは切り口を変えて6つの条件にあてはまるようにアレンジできないか考えてきてください。
➊他にはない意外な点はないですか?
➋トレンドになっているトピックスに多少ムリヤリでもこじつけられませんか?当分は「新型コロナ」「オンライン」「巣ごもり消費」などに関連づけると注目されやすいと思います。
➌強引にでも、「社会的課題の解決に貢献できる」ように持っていけませんか?「地球温暖化」に関連づけるのはむずかしいと思いますが、「働き方改革」や「SDGs」「地域活性化」あたりに関連づけることはできませんか?
➍実はそのネタの裏側に、知られざる人間ドラマがあったりしませんか?(ドラマの創り方については後で詳しく解説します)
➎地域の産業や名産・特産、地域の自治体や商工会議所、大学、有名企業などとの関係をつくれませんか?公的な組織や団体の後援・協力名義をいただく(意外と簡単に申請できます)とか、産官学でコラボするとか、特に地域おこしにつながるようにすれば、ニュースバリューは高まります。
➏読者・視聴者プレゼントなどのメリット提供はできませんか?前にも書きましたが、プレゼントは強力です。ターゲットが合致していれば即採用されます。
③ドラマの創り方
さて、続いては、先ほども少し触れた、見つけたネタ・創ったネタをパワーアップする「ドラマの創り方」です。
具体的に「ドラマを創るための5つの質問」について説明していきます。
➊(動機・キッカケ)あなたはなぜそれをするようになったのか?
➋(志、想い)あなたは今どんな志・想いで、それをやっているのか?
➌(失敗)あなたが失敗したことは何か?どう克服したのか?
➍(成功) あなたが成功したことは何か?なぜ成功したのか?
➎(理想、ビジョン)あなたはその活動で、どんな世の中を実現したいのか?
たとえば、私のお手伝いしている方で、理学療法士として、スポーツ選手はじめこれまでに6000人もの患者さんの腰痛・膝痛・肩こりをほとんど一回で完治させた方がおられます。その方のケースを簡単にご紹介しましょう。
➊(動機・キッカケ)あなたはなぜそれをするようになったのか?
子どものころはプロ野球の選手を夢見ていましたが、高校時代にケガで断念しました。その頃テレビで山口百恵の「赤い衝撃」を見てリハビリという仕事を知ったのがキッカケです。
➋(志、想い)あなたは今どんな志・想いで、それをやっているのか?
自分と同じようにケガや故障に苦しむスポーツ選手を治したいと思ってやっています。
➌(失敗)あなたが失敗したことは何か?どう克服したのか?
リハビリ専門学校に入学し最初の授業で「リハビリで体は治せない」と言われて衝撃を受け希望を失っていました。
ところが、卒業を控えた実習でまさにその先生が、リハビリではない施術法で患者を完治させるのを目撃しました。そして、その施術法を直接伝授されこの方法を極めることを決意しました。
➍(成功) あなたが成功したことは何か?なぜ成功したのか?
寝食を忘れてこの施術の習得と研究に没頭し、6000人の腰痛・膝痛・肩こりを完治させることができました、その中には大相撲の御嶽海をはじめ、プロゴルファーの福田侑子選手、やり投げのディーン元気選手など数々のスポーツ選手が含まれています。全国の理学療法士NO1にも選ばれ、著書も出版しました。
➎(理想、ビジョン)あなたはその活動で、どんな世の中を実現したいのか?
自分ひとりが治せる患者さんには物理的な限界があるので、若い方にこの施術を伝承してひとりでも多く腰痛・膝痛・肩こりに悩む方を治したいと思っています。
いかがでしょうか?こんな例を出すと、たいていの方は、いや私の人生なんてそんな波乱万丈のドラマはない、いたって平凡な人生なので語るほどのものはない、とおっしゃいます。でも本当にそうでしょうか。
皆さんには、皆さんの想いがあるはずです。志があるはずです。だから今の仕事をやっているはずです。初心を思い出してください。
そして、ささやかとおっしゃるかもしれませんが、皆さんには皆さんの苦労があり、挫折があり、失敗があり、悔しさと情けなさで涙と汗を流したことがあったと思います。そしてもちろん、小さいながらも成功があり、喜びがあり、仲間と祝杯を上げた日々があったと思います。
それです、それがマスコミの心を打つのです。平板で事務的なプレスリリースではマスコミに載ることはできません。よほどのネタであれば話は別ですが。
皆さんのささやかな、小さなドラマを書いてください。世の中の役に立つために立ち上がり、失敗や挫折を繰り返しても情熱を失わず、周囲の支援を得て成功を掴むため、苦闘しているドラマを書いてください。
ソフトバンクの孫正義さんも、ユニクロの柳井正さんも、アップルのスティーブ・ジョブズさんも、最初から順風満帆に成長してきたわけではありません。
皆さんも今は無名の中小企業・個人事業主かもしれませんが、これから飛躍的に成長する可能性があります。その世のため人のために奮闘する姿は必ずやマスコミの記者さんの心を動かすと思います。きっと想いは通じます。
実は一番大切なことはこれです。単に金儲けのためにやっているのであれば、マスコミには相手にされません。このブログを読むのは止めてお金を貯め、広告を出してください。
あなたが心から世のため人のために役に立ちたいと純粋に思っているのなら、マスコミの記者さんはきっと耳を傾けてくれると思います。中途半端に、あわよくばマスコミに載れればいいなという程度の気持ちでしたら、やはりこのブログを読むのはお止めください。時間のムダですから。本気で世の中の役に立ちたいと思っている方だけ、このブログの続きを読んでください。必ずお役に立てると思います。
次回に続けます。
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