広告宣伝費ゼロでマスコミに載る広報マーケティングの方法
11 プレスリリースはいきなり書くな
まず、お願いです。プレスリリースはすぐに書かないでください。
どうしても書きたい気持ちが先走っていきなり書き始めてしまうのですが、書いている途中でこれでいいのかよくわからなくなってしまい、マスコミの記者さんから見ると読みにくい文章になってしまいがちなのです。
まず、戦略を整理し、プレスリリースに記載したい内容を前もってまとめてください。
まとめる項目は以下の通りです。
➊目的
➋目標
➌ターゲット
➍ターゲットメディア
➎記載内容=6W5H
WHO(誰が)
TO WHOM(誰に)
WHEN(いつ)
WHERE(どこで)
WHAT(何を)
HOW(どのように:手段・方法)
WHY(なぜ:志・想い)
HOW LONG(期間)
HOW MANY(数量)
HOW MUCH(金額等)
HOW IN THE FUTURE
(今後のビジョン・方針)
➏ニュースバリュー
➐プレスリリース後目的達成する手段
項目ごとに解説します。
➊目的
➋目標
プレスリリースの目的・目標は何ですか?
もしかして、マスコミに掲載するのが目的だと思っていませんか?
実は違います。
確かに直接的な目的はそうかもしれません。でも、本当の目的はそうではありませんよね?
本当の目的は「売上拡大」「新規顧客の獲得」「既存顧客の深耕」「優秀な人材の確保」「仕入先や関係先との取引拡大」「金融機関からの資金調達」「社内活性化」、そのどれかであり、そのどれもすべて、ではないでしょうか?ぜひ、そこを間違えないようにしてください。
プレスリリースをして「マスコミに載った」と言って、喜んで安心して終わっている場合ではありません。それだと「一発花火」で終わってしまう可能性大です。あなたは一瞬売れたらそれでいいのではなく、もっと継続的に売れ続けるようにしたい、と思っているはずです。
マスコミに載ることを目的とするのではなく、その後の最終目的=「継続的に売れ続けるしくみづくり」のことを常に意識しておいてください。「マスコミ掲載」は、決して「ゴール」ではなく、むしろ「スタート」なのです。
世の中の広報PRの教科書は、たいてい、この「継続的に売れるしくみづくり」のことは詳しく書いていません。でも本当はこれが一番大事なのです。これを考えていなかったために、「一発花火」で終わってしまった会社が山のようにあります。死屍累々です。皆さんは決してそうならないでください。
「継続的に売れるしくみづくり」の詳細については、第四章で詳しくご説明します。
まずは、プレスリリースの目的を、具体的に明確化してください。
次回に続けます。
よろしければ、お得な情報や特典をお届けしているLINE公式アカウントにご登録ください。
お手続きは、下記ボタンからお願いいたします。
この記事へのコメントはありません。