広告宣伝費ゼロでマスコミに載る広報マーケティングの方法 35 あなたはマスコミの取材に即答できますか?

広告宣伝費ゼロでマスコミに載る広報マーケティングの方法
35 あなたはマスコミの取材に即答できますか?

ファクトブックを作っておきましょう。ファクトブックとは、市場・業界・競合・自社の概要、自社の経営戦略・コミュニケーション戦略・広報PR戦略についてまとめた資料のことです。

マスコミは無名の中小企業・個人事業主である貴社のことを何も知りません。いざ取材となったとき、当然貴社のことを根掘り葉掘り聞いてきます。そのときすぐに答えられないようでは広報失格です。もちろん細かい数字などすべての質問にその場で詳細に答えることは無理でしょう。その場合でもできる限り迅速に回答しなければいけません。質問されてから2日も3日もかかっていてはマスコミに相手にしてもらえなくなります。質問された当日か遅くても翌日には回答すべきです。

どんな細かい数字だったとしても、どんな昔のことだったとしても、どんな無理難題だったとしても、マスコミは容赦してくれません。あなたの会社の情報管理ができていなくても情報共有ができていなくても、マスコミには関係のないことです。欲しい情報があるかどうか、それだけしか見てくれません。それでも回答できないことはあるでしょう。そのときは早めに正直に、当社は情報管理ができていなくてその質問にはお答えできませんと言いましょう。「愚直に真摯に誠実に」それが広報担当者の守るべき最低限のルールです。

良く調べもせずにいい加減な回答をしたり、回答がわからないままずるずるとマスコミに連絡を取らなかったり、そんなことをしたら即アウトです。あの会社の広報担当者はいい加減だという情報がマスコミを駆け巡り、貴社がブラックリストに入ることは間違いなしです。広報担当者はマスコミにとっては貴社の顔です。マスコミはあなたのことを名前では呼びません。社名で呼びます。私はかつて「神戸の合食さん」と呼ばれ、今は「加古川の日の出(医療福祉グループ)さん」と呼ばれています。あなたの言動が貴社のイメージを左右します。よほどの責任感を持ってマスコミに対応してください。

ブラックリストに載らないためにも、ファクトブックの作成をおすすめします。

主な項目は以下の通りです。

〈自社〉
・会社概要(商号・本社所在地・創立年月日・資本金・代表者・国内/海外事業所・売上高・従業員数・歴史沿革・役員一覧・組織図
・会社理念・ビジョン・行動指針・ロゴ・ロゴマーク・
・主要事業・商品サービス
・自社の強み・弱み
・自社の経営戦略・商品サービス戦略・コミュニケーション戦略・広報PR戦略・今後の戦略

〈市場・業界・競合〉
・市場規模とその推移
・市場の歴史
・市場の今後動向
・主要商品・サービスとその市場規模・推移
・主要競合企業・主力商品・歴史
・各競合企業の強み・弱み
・各競合企業の経営戦略・商品サービス戦略・コミュニケーション戦略・広報PR戦略・
今後の戦略

〈環境〉
・市場・業界に関連する政治(法律)の動向
・市場・業界に関連する経済の動向
・市場・業界に関連する社会の動向
・市場・業界に関連する技術の動向

すべてを完璧に網羅する必要はありませんが、少なくとも自社の部分だけはできるだけ詳しく記載しておいてください。記者さんの質問に即答できればあなたの株が上がります。特に数字関係は押さえておいてください。創立年月日とか売上高、従業員数など基本となる数字は丸暗記しておいてください。

市場や競合の情報が豊富であれば記者さんにレクチャーすることもできます。記者さんは「広く浅く」情報を持っていますが、あなたの業界については素人です。あなたが情報提供してあげればあなたを見る目が変わります。

次回に続けます。

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