広告宣伝費ゼロでマスコミに載る広報マーケティングの方法
27　必殺！お手紙プレスリリース

記者さんやディレクター個人の名前を突き止めたら、個人宛のお手紙のようにプレスリリースを送りましょう。あなたの志・想いをぶつけたい場合は第２章でご紹介した「お手紙プレスリリース」の形式で書いてください。あなた個人から突き止めた記者さん、ディレクターさん個人へのお手紙です。

当然事務的なＡ４のワープロ打ちではありません。便せんに心のこもった万年筆の手書きです。便せんは特に凝ったものでなくても普通の便せんでけっこうです。Ｂ５でもＡ４でもかまいません。万年筆は高価なものでなくてもかまいません。なければ最悪ボールペンでもけっこうです。書き方は横書きがダメとは言いませんが、やはりイメージは縦書きですね。「当然どの記者・ディレクターに対しても手書きで」と言いたいところですが、以前指導した方が腱鞘炎になりかなり文句を言われましたので、すべて手書きとは申しません。コピーして署名だけ手書きでもＯＫです。コピーの場合用紙は上質紙でなくても普通のコピー用紙でかまいません。

手紙ですから２枚以上になったときホッチキス止めやクリップ止めにする必要はありません。普通に重ねてください。個人的には三つ折りにして長三の茶封筒に入れることをお勧めしています。相手が封筒から取り出してすぐ読むことができるからです。四つ折りにすると広げるのが少し面倒です。

チラシやパンフレットなど販促物の類は入れないでください。名刺も不要です。個人対個人のお手紙にそんなもの入っていますか？それではただの宣伝です。あなたがやろうとしているのは宣伝ではなく、世の中の役に立つ情報提供です。絶対に宣伝はしないでください。
宛先は個人名を大きめに明記してください。裏側の差出人の住所氏名は個人名で書いてください。会社名は不要です。携帯電話番号とメールアドレスは書いてください。もし記者さんが連絡したくなったとき、いちいち手紙を広げて確認しなくても封筒の裏にも書いてあれば、記者さんの手間が省けます。とにかく徹底的に記者さんのお手数を減らしてください。

このお手紙プレスリリースで、ワールドダンサーのアキさんは読売新聞に掲載されました。

基本は人対人です。マスコミの記者さんは特殊な近寄りがたい人たちではありません。血も涙もあるひとりの人間です。記者さんに対して、人としてできる限りの気遣い、心配りをしましょう。なるべくお手間をかけないように、ネタを求めている記者さんのお役に立てるように振舞いましょう。そうすれば記者さんもあなたのことを丁重に扱ってくれます。自分のネタを押し売りすることばかり考えて一方的にアピールするのは止めましょう。今後末永く仲良くしてもらえるようにアプローチしてください。常に相手のために何ができるか考え続け、少しでも記者さんのお役に立てるようになりましょう。

次回に続けます。

よろしければ、お得な情報や特典をお届けしているLINE公式アカウントにご登録ください。
お手続きは、下記ボタンからお願いいたします。

LINE公式アカウントはこちら