広告宣伝費ゼロでマスコミに載る広報マーケティングの方法

8　マスコミに掲載されるネタの創り方②

４機械・工場・原材料などの有形資産
私がお手伝いした印刷会社では、工作機械を特注し日本でも一台しかない印刷物の折り加工機を稼働させていました。金属加工の会社では同業他社を圧倒する機械設備により顧客の無理難題を解決していました。自然派化粧品の会社ではおそらく世界初の原材料で肌と環境に優しい製品を開発していました。

そこまでいかなくても、東京で1台しかない機械や関東で初めての工場、全国的にも珍しい原材料など、貴社ならではの資産は何かないでしょうか？どんな小さなことでも切り口次第ではマスコミに取り上げられる可能性があります。廃棄物や騒音を出さない機械や工場、リサイクルできる原材料など、ＳＤＧｓというトレンドを切り口にすれば、マスコミにアピールできるかもしれません。

５経営・人事・行事などの経営資産
たとえば、サイボウズというの「働く場所・時間を選択できるウルトラワーク制度」とか、ロート製薬の「副業解禁」とか、サイバーエージェントの女性活躍を促進する制度「macalon」のように、経営や人事・行事で他社にない制度はないでしょうか？

そこまでいかなくても、中小企業であれば一般社員も経営会議に気軽に参加できたり、女性社員のアイデアが普通に採用されたり、休暇制度も臨機応変だったり、社内旅行や懇親会などの行事もユニークだったりすると思います。

　そんなことマスコミのネタになるのかと思うようなことでも、一度書き出してみてください。マスコミの記者さんに言ってみると意外に面白がってくれるかもしれません。

以上はある程度社員もいる中小企業の場合です。個人事業主の場合は少しアレンジして以下のような項目で考えてみてください。
１代表の職歴・学歴など
２代表の資格・免許・受賞など
３代表の人脈・ネットワークなど
４代表のノウハウ・スキルなど
５代表の経営理念・ビジョンなど

１代表の職歴・学歴など
　私がお手伝いしてきた方は多士済々です。ベリーダンスのダンサー、色えんぴつアーティスト、理学療法士、カイロプラクターなどです。その道におけるこれまでの経歴はすべてマスコミにアピールするネタになります。　　　
　
２代表の資格・免許・受賞など
日本でも数少ない公的な資格・免許の保有者や、数々の権威ある賞の受賞者もいます。このような情報は個人事業主であるあなたの専門性をアピールすることができますので、忘れずにピックアップしておいてください。

３代表の人脈・ネットワークなど
著名人との人脈はもちろん、大学や地方自治体、地元の商工会議所やライオンズクラブなど公的な組織とのネットワークは、個人事業主の信頼性・権威性をマスコミに印象付けることができます。

４代表のノウハウ・スキルなど
もちろん、専門的なノウハウ・スキルは必須です。このとき注意すべきことは、できるだけ専門用語を使わず、誰にでもわかりやすく説明することです。素人にも分かるように伝えなければ、あなたのすごさはマスコミに理解してもらえません。
　　
５代表の経営理念・ビジョンなど
　実は一番大切なことはこれです。単に金儲けのためにやっているのであれば、マスコミには相手にされません。このブログを読むのは止めてお金を貯め、広告を出してください。
　あなたが心から世のため人のために役に立ちたいと純粋に思っているのなら、マスコミの記者さんはきっと耳を傾けてくれると思います。中途半端に、あわよくばマスコミに載れればいいなという程度の気持ちでしたら、やはりこのブログを読むのはお止めください。時間のムダですから。本気で世の中の役に立ちたいと思っている方だけ、この本の続きを読んでください。必ずお役に立てると思います。
　さて、前置きが長くなりましたが、あなたはなぜその活動をしているのですか？そしてどんな世の中を実現したいと思っているのですか？その経営理念、ビジョンを整理しておいてください。それ自体があなたの大切なネタになると思います。マスコミの記者さんは間違いなくそこに心を動かされるのです。

次回に続けます。

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